しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

若手の先生に学ぶ、若手の先生と学ぶ


私の学校には初任の先生がいる。縁あって同学年を組ませてもらっている。初任者研修には、指導教員がつくことになっている。4つの小学校の初任者を1人の指導教員が担当し、指導されている。私の学校には毎週金曜日にきてくださる。その指導の先生は、昨年度末退職され、再任用という形で勤務されている。力のある先生で、伝統ある研究校の校長先生もされていた方だ。私の前任校の附属学校のOBでもあり、何かとお話をさせていただく機会も多かった。


今日で、その指導の先生との研修は終了したようだ。そんな先生に1年間指導をしていただけるのはとてもうらやましい限りである。折を見て話を聞くと、温かくも厳しくご指導をいただいたようだ(私が聞く限り厳しい意見だと思うことも、初任者の先生本人はあまり重く受け止めていないようだが・・・)


私は、今年初めて「研修主任」をやらせてもらった(異動したてでというのはどうかとも思ったが)。同じ学年でもあり、研修担当ということで、何かと授業の相談をしてきてくれた。7回ある研究授業の際は、事前、事後と相談された。授業を見せてもらって、感じるのはやはり一問一答式。校長、教頭にもご指導されていた。どうしても、先生がたくさん喋ってしまう。子ども以上によく喋る。


その先生にこの1年間一貫して話をしたのは


「N先生(初任の先生)は、自分が子どもに発表して欲しいことしか正解と考えていないでしょ」ということ。正解を1つしか用意しないから、いろいろな面白い考えも生かせず、予定外の考えがでると、スルーしてどんどん次の子どもに答えを求めてしまう。どうしたらよいのか分からないのである。だから「子どものいろいろな考えがあるから、子どもたちの話し合いが生まれるんじゃないか?だから、先生はそれを共感的に受け止めて、『どうしてそう考えるの』と問い返すだけでいいんじゃない?そのために『どう進めようじゃなくて、どんな考えが出そうかな』って考えるのが教材研究なんじゃないのかな?」といつも同じ話になっていた。


じゃあ、自分はどうか?N先生には偉そうに語っているが、自分はできているのか?いや、できていない。。。N先生の研究授業の度に省みる。その度に反省する。


いろいろと相談されるが、当たり前だが、私だってよく分からない。だから「自分もよく分からないから、調べてくる」と一緒に教材研究をしてきた。これが、かなり自分のためになった。自分の授業の教材研究になっていた。N先生に刺激を受け、負けまいと頑張るきっかけになった。


よくよく考えると、N先生に学ぶことも多い。いつもせっせと動き回り、自分ができそうなことをやろうとしている。思い返すと、自分はもう動かなくなったなと思う。職員室の電話が鳴っても、近くの人がとるだろうと動かない。いつしか大切なことを見失っていたのだろうと改めて思う。自分も初任の頃は毎朝、湯を沸かし、ゴミを集めるなどしていた。でも、いつしか何もやらなくなってしまったな。今の学校では十分私も若手なのに。。。


N先生の1年間の初任者研修もほぼ終了。今日も朝からよく動く。学年で大事な話をしている途中も電話に向かって走り出す。このがむしゃらさに苦笑いである。でも、がむしゃらに働くN先生に拍手を贈りたい。そして、またたくさんのことを学ばせてもらいたい。



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