しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

一人前の教師

今日は、息子の幼稚園の1日体験入園だった。ついに4月から幼稚園児。月日が経つのは本当に早い。仕事が忙しく、3歳になるまで息子の成長を間近にそして身近に感じることができなかった。まだ産まれた時のイメージが残る息子がもう幼稚園に通うのかと思うと、不思議な気がする。


それはさておき、1日入園。幼稚園の先生はすごい。子どもの扱いに落ち着いた安定感。子どもが泣いていても動じない。さすが毎日こんな子たちを見ているだけあるなと感じる。こんな幼稚園の先生になるのにどのくらいかかるのかなとふと思った。


初任の頃、ある先生にこんなことを言われた。

「1年生の担任の経験と、6年生の担任の経験と、自分が親になる経験をして初めて一人前の先生になれる」

こればかりは自分では決められず、どうしようもない。1年生(6年生)の先生をやりたくてもやらせてもらえない先生もいるし、結婚したくてもできない先生もいる。また、様々な事情でお子さんに恵まれない方もいるのは確かなので一概にはいえない。だが、最近「一理ある」とも思う。

1年生の担任

まずは「1年生の担任」。3年前、教員になって10年たって初めて1年生の担任をした。それまでは「低学年の先生は楽そうだ」とか「宇宙人のような子たちだから・・・」と1年生の担任をすることを少しバカにしていた気がする。しかし、実際に担任してみると、本当にいろいろなことが見えてくる。

それは

「まだ1年生なんだから」

「1年生だって」

という2つの考え。本当に難しい。「1年生なんだからこんなに難しいことはできないだろう」ということや「もっと手をかけてやらないと」という考えと「1年生だってやらせれば何でもできる」ということや「もっと信じて待ってやらなきゃ」という考えのバランスを取らなければならない。その為には、本当に子どもたちを見取る必要がある。
1年生の担任をして、今まで以上に子どもを見るようになった。

6年生の担任

次は「6年生の担任」。6年生は、学校を動かしたり、下級生の手本となったりで、言わば「学校の顔」である。そんな子どもたちにするためにということを意識してみると「こんなこともした方が」とか「この学校にはこんなことも必要だ」と多角的に現状を見つめることができる。

また、1年生からのつながりと、中学生へのつながりも意識できる。成長の幅を感じられるのも6年生を担任すると気付くことができると思う。

親になること

最後に「親になること」。初任校で勤務していた時、ある保護者から「先生は子どもがいないんだから、気持ちはわからないでしょ」と言われた時があった。それを言われた時は非常に頭にきたが、何も言い返せず、その後愚痴を言いまくっていた。
その時の言葉には、まだ納得はしていないが、親になってみて「親の気持ち」は理解できるようになった。
やはり子どもはかわいいのだ。だから、周りが見えなくなってしまう。だからこそ「今、お家の人はこんな気持ちなのかもしれない」と考えることで、違った見方をすることができるようになったとともに、少し冷静に子どもを見ることができるようになったと思っている。


「一人前」。それにはいろんな見方や考え方があると思う。ただ、一つの見方で考えた時、自分も少しは「一人前」に近づいているのかもしれないと少しだけ自信をもってみよう。



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