しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

猿山に見る猿の社会

春休み最後の休日。家族で動物園に行ってきた。

見応えがあったのは猿山。猿山と言っても、その猿山を高いところから見下ろす。猿山の猿に餌をあげることができた。何かの塊になっている餌が5個ぐらいで百円で売っている。

その餌を猿山に投げ入れる。そうすると猿たちが群がり、取り合いになって大げんかを始める。餌をゲットした猿は、他の猿に取られたり痛めつけられたりしないよう、ゲットした途端遠くへ逃げていく。

小さい小猿にあげようとしても、そんなのはお構いなしに容赦なく取り上げていく猿たち。社会の厳しさを感じる。


しかし、ボス猿が近くにいると一変する。ボス猿が見える範囲に居ると、どの猿も餌を取りに来ないのだ。だから、ボス猿は走ることなく、ゆったりと餌にありつける。間違って他の猿が取りに行きそうになり、ボス猿が居ることに気付いた途端、この世の終わりとばかりに逃げていく。


このような社会が猿の間で形成されていく。ここまであからさまではなくとも、人間社会も似たようなものなのであろう。企業には社長がいて、その社長が山の長に君臨する。その社長を崇めたり、時に媚を売ったりしながら、恙なく事が進むとともに、売り上げをあげていくのであろう。


しかし、教室で「猿山」をつくってはいけない。誰かがクラスの長に君臨すれば、事がうまく進むかもしれない。でも、子どもたちは学校では、大人の社会をつくってはいけないと思う。皆平等な筈。一人一人が自分を出していくことで、大人の社会に出た時に、誰しもが柔軟に適応したり、自分なりの活躍を見せられるようになるのだと思った。


しかし恐いのは、なぜ猿山の社会が出来上がるのか。自然の摂理なのだろう。であるならば、何もしなければ、教室でも猿山の社会が出来上がってしまうということ。猿山をつくらないために、我々がしなければならないことをしっかりと見つめないといけないと、動物園の猿を見ながら、ふと考えた。

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