しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

図工における鑑賞の時間の工夫

図画工作科での「鑑賞」の時間ってどうしたらよいかと悩むことがよくあった。ひどい時は「作品を作っておしまい」となってしまうこともある。
「〇〇さんの△△のところがきれいです」のように感じたことを発表するやり方もあるし、鑑賞カードに気付いたことや感じたことを書くというやり方もある。

その時その時でいろいろあると思うが、同じような感想ばかりになってしまっていることも多いと感じていた。つまりは「ただ鑑賞している(させたつもりになっている)」ような気がしてならない(私自身のこと)

そこで鑑賞に浸らせたいと思う時に行うやり方を考えた。それは、

「美術館」

をつくること。

4月、5月で描いたり作ったりした作品を美術館風に教室に掲示・提示して、美術館に来館したような気持ちで鑑賞させるのである。

今回は「花」の絵と「粘土」の作品。

作品を「絵画展」と「造形展」という形で展示する。子どもたちに展示の仕方も考えさせ、それぞれのブースをつくる。私が思い描いていたような展示にはならないが、それもまた子どもたちらしくておもしろい。

また「美術館」の名前も考えさせた。作品に対し自分たちの思いを込めさせたいからである。
「6年3組だから『ムッサン』とか、学級だよりのタイトルにするなどの意見がでた。多数決をとり、名前を決める。今回は学級だよりのタイトルから『〇〇〇(学級だよりのタイトル)美術館』となった。学級だよりのタイトルを出してくれたことがうれしい。クラスの子どもたちを思い浮かべながら、私の思いを込めた学級だよりのタイトルを、子どもたちもいつも意識していてくれたんだなとしみじみ思ってしまった(この記事には関係ない話だが)。

また、鑑賞中は美術館で流れていそうなBGMを流す。ウェブで『美術館 BGM』と検索すると、いろいろ出てくる。また、閉館3分前には『蛍の光』も流す。

本物の美術館に比べると、作品も環境も不器用さがある(当たり前)美術館であるが「この子どもたちだからこそ」のステキな美術館になったと思う。だからこそ、みんな真剣に作品のよさを感じようとしていた。時間もたりなそうであった。閉館した後も鑑賞していた子どももいた。


毎回やるとまたマンネリ化してしまうかもしれない。しかし、このような方法も一つの「鑑賞」の在り方としてはおもしろいと思う。図画工作科の先生が見たら反対されるかもしれないが・・・。