しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

やっぱり判断は難しい

今日は地区の陸上大会。全国大会につながる大会ということで、子どもたちも今日に向けて一生懸命練習してきた。私は陸上部の主任なので立場上、監督ということになる。しかし、主に専門的な指導をしてくださる先生は他にいる。なので、その先生はいわば総監督。とても頼もしい。


その中での男子リレーでの出来事。

リレーに出場する男子は今年に入り、体格もよくなってきたためか、すごく伸びてきていた。総監督の先生も優勝をねらえるかもしれないと、期待を込めていた。

ところが今週の初めごろから、メンバーの1人が足の不調を訴える。今週は様子を見ながら無理せずに練習を行ってきた。今日も、まだ痛みはあるようだったが、リレーメンバーは4人で登録したため、補欠がいない。とりあえず走れるということで、予選に出場する。本調子の走りではなかったが、3位で予選を通過した。予選を通過したことで、自動的に県大会の出場も決定する。

子どもに足の様子を聞くと、どうやら悪化したようであった。確かに予選での走りも後半は明らかにおかしな走りだった。戻ってきてからも足を引きずる様子が見られる。

ここで判断する場がやってくる。私はどうするべきか迷ってしまった。走りたいと思っているメンバー、また期待している保護者の気持ちもある。そしてメダルもねらえるかもしれない。そんな思いが頭をかけめぐる中、総監督は、
「よし、棄権する」
とすぐに判断した。
ずっと練習を共にしてきたからこそみんなが総監督に信頼を置いているため、誰も文句は言わなかった。もしかしたら「出たい」と思う気持ちもあったかもしれない。むしろ、他のメンバーは走りたかっただろう。

でも、私は流石だなと思った。ここで足を悪化させるより、県大会に向けて大事にしようということだ。それをすぐに判断できるということはもちろんだが、それ以上にその先生はこの大会より、この先の大会での結果を見据えているということがすごいと思った。子どもたちを信頼しているからこそできる判断だと思う。それに、ここで優勝するより県大会で優勝をねらうというような、でっかい考え方をすることもなかなかできない。

重要な判断をする時こそ、目先のことだけではなく、もっと先のことを頭に入れなければならないということを改めて学んだ。


この判断が功を奏し、県大会こそ、みんなが表彰台にのぼれる結果が出るといいなと思う。