しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

学びを修める修学旅行

来週は修学旅行。宿泊を伴う校外学習(一泊二日)である。2日目には班別活動があり、子どもたちはそれを1番の楽しみにしているようだ。

計画も立て終わり、あとは出発だけの班もあれば、無理な行程を組んだり、話し合いがまとまらなかったりして、まだ計画中の班もある。

子どもたちは楽しんで計画を立てたり、修学旅行に行ったりするのだろうが、ここに「教科横断的な学び」や「実生活に生きる学び」があるのではないかと実感する。

いくら漢字や計算ができるだけではだめだったり、逆に漢字や計算が少しくらいできなくても(全くできないものはだめだが)なんとかなってしまったり(それは、生きる力が働いているからだと思うが)。子どもたちは、修学旅行に行き「何かを学んでくる」というのももちろんあるが、それ以上に「これまで学んできたことが生きる場」であるというニュアンスが強いと思う。

子どもたちは、2日目の班別行動に向けて、自分たちで自分たちなりに計画を立てている。例えば、

◯行き先(見学先)
もし、入場料がかかるならば、経費に入れなければならないし、見学の時間も考慮して、その後の予定を立てなければならない。
体験をしたいなら、予約も入れる必要がある。その予約も自分たちで職員室に行き、電話をしなければならない。

◯ルートと移動手段
地図を参考に行く順序を決めなければならない。近いところから回るのは基本だが、そこにバスの発着時刻や移動手段(歩いた方がいいの?バスに乗った方がいいの?)などを併せて考慮しなければならない。

◯経費
上記にも挙げたが、必要経費が班ごとに異なるし、班の中でも一人一人変わってくる。例えば、体験料や入場料、交通費、昼食代、お土産代等々。自分たちで考えておかないと、予算が足りなくなる自体も考えられる。

◯不測の事態
「もし、困ったことがあったら」というのも考えなければならない。人に聞いたり、公衆電話を借りたりなど、自分たちで考えておかなければならない。また、雨天時の対応(対案等)も考えておく必要がある。


これらは、教科等の学習を超えて、これまでに学んだことを生かしたり、使ったりしなければ解決できないことである。予約の電話など、本当にドキドキしていた。社会に出た時(出る前も)いくら漢字や計算ができても、自分で予約の電話をかけられないようでは、困ってしまうことだって大いにある。逆に勉強が少しくらいできなくても、人とコミュニケーションをとるなどのスキルがあれば、危機を乗り越えることだってできる。


この修学旅行を通して「実生活を生かし、実生活に生かす学び」につながっていくのではないかと思った。