しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

下級生に脅される6年生

先日、6年生の親子活動があった。その親子活動では、飲み物と少しのお菓子が配られた。その場では食べず、持って帰ることになっていた。


次の日、
「お菓子を食べながら帰っている子どもがいた」
との連絡が入った。

状況から普通に考えると、食べながら帰ったのは6年生のはず。
しかし、目撃情報によると、食べながら帰ったのは、5年生とのこと。

でも、どう考えても6年生が絡んでいなければ、起こり得ないことである。

いろいろと話を聞いてみると、やはり、6年生が絡んでいた。その内容がなんとも情けない。

関わったとされる6年生に話を聞くと、
「『お菓子をくれないと、好きな子をバラす』と言われたのであげてしまいました」
とのこと。

つまり、5年生に脅されていたということ。
その6年生は、学校で4本の指に入るくらい足が速く、近日、リレーで県大会に出るくらい活躍している子。なのに「好きな子」という弱みを握られ、脅されてしまうということが情けなくなった。


問題は、双方に「善悪の判断力」と「先を読む判断力」の欠如である。

まず、高学年になってこの程度の善し悪しがわからないのは致命的だ。
5年生で考えると「お菓子をもらうこと」「脅すこと」「食べながら帰ること」が悪いという判断ができていない。こんなことを5年生に教えなければならないということに頭を悩ます。
6年生だって、もらったお菓子をあげることはよくないことくらいわかるはず。

また、先を読めば、この後どうなりそうかくらい判断できなければならない。お菓子を食べながら帰れば、誰かが見ていて、それが誰かしらに伝わることなどすぐに考えられる。6年生も、そんな5年生にお菓子を渡したら、食べながら帰りそうだということが予想できそうだ。


結局、どちらも見つかって怒られている。
ご褒美(?)でもらったうれしいお菓子のはずなのに、怒られる材料に自分たちでしているのだ。


こういう場面で表れる道徳的実践力。どういう形で表れるか。それが日頃の道徳の成果なのだろう。