しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

特設活動が最優先されてしまうから・・・

明日は、市の合唱コンクールの日。
この日のために合唱部は毎日毎日練習をがんばってきている。

1学期は、土曜日の練習も当たり前。学校の方針では、水曜日は特設活動無しのはずだが、夏休み中にコンクールがあるからと、1学期から水曜日もバンバン練習していた。夏休みももちろんほぼ毎日。お盆期間こそ休みだったようだが(機械警備だから休まざるをえない)、お盆明けの17日には出場者のオーディションをしていた。先日は、夏休み中だというのに土曜日も練習していた。

となると、合奏部や運動部も同じようになってくる(さすがに陸上部は土曜日はやらないし、時間も短時間だが)。そのため、普段から平日の放課後は特設活動の指導が主な仕事となる。私の住む県の多くの学校でこのような状態にあるといえる。


毎年、全国学力学習状況調査(いわゆる全国学力テスト)で結果が上位にあがるある県の先生と話をしたことがある。我が県(特に我が市)の現状と、どうしたら学力が上がるのかについて話したところ、こんなことを言われた。

「そんなの簡単ですよ。放課後の特設活動をやめればいいだけです。」

と。その県では、いわゆる特設活動については、外部に任せており、教員はタッチしていないとのこと。そのため、先生方は、放課後はもっぱら教材研究をしているとのこと。先生方がしっかりと教材研究すれば、学力はあがるというのだ。

まったくその通りだなと感じた。今の現状では、次の日の教材研究をしっかりとしている先生はほとんどいないのではないか。特設活動が終わるのが勤務時間の終わりと同時くらいで、その後は、簡単な打ち合わせをしたり、事務整理をしたりで終わってしまう先生がほとんど。
仕事を間違えているのではないかと思うほどだ。


私の市では、同じ学校に10年以上いる先生がいる。それは、合唱が専門の先生。その学校は、合唱が強い。それはそうだ。指導者は教諭でいながら合唱ばかり。担任は持たず音楽専科。休みの日も合唱部。強くないわけがない。そこまでやって良い結果を取れなければ「なにやってんの?」と思ってしまう。
でも、それを指導しているのは「小学校の先生」であって「合唱の先生」ではないはず。でも、その先生は「合唱の先生」になってしまっている。だから、異動先も「合唱」のためにしか呼ばれず「小学校の先生」としては居場所がないのだ(おそらくその方は「私は合唱の指導が素晴らしく、必要とされている」くらいにしか考えていないのだろうが)。合唱の指導はできても、小学校の先生としての指導はできているのだろうか?甚だ疑問だ。


何が言いたいのかというと、我々が本当にやらなければならないことは何なのかということ。特設活動も大事だ。でも、それを専門にすることはおかしいのだ。合唱を専門にしたいのであれば、合唱団をつくればいい。合奏を専門にしたいのであれば、合奏団をつくればいい。陸上を専門にしたいのであれば、陸上のクラブをつくればいい。我々は「小学校の先生」。一番の命は毎日の授業のはず。それをおろそかにしていれば、学力なんてつくはずがない。


特設活動を一生懸命やるのはいい。ただ、せめて二番手であってほしいものだと強く思う。