陸上指導の時、ふとグラウンドを見ると、色が変わっているのが分かる。
子どもたちが走ったり、ドリルをしたりした足跡である。
「道」をつくるのは案外難しいことではないのかもしれない。人が歩けば道ができるんだなぁと思った。たくさんの人が歩けば(走れば)、一時間もしない内に道ができている。どんなに荒れている山道でも、歩いていけば自然と道ができていくのだ。
実際の「道」でなくとも同じなのではないか。誰かが一歩を踏み出せば少しずつでも道ができていく。あとに続く人が多ければ、道は早くできる。
我々は2つの道をつくり、進んでいる。それは「自分自身の道」と「みんなで歩む道」。「みんなで歩む道」でそれぞれが勝手な方向に歩き出したり、歩き出さなかったりしたら「みんなの道」はいつまで経ってもできないんだろうな。
明日から新学期。子どもたちに「道標」を示す(自分たちで見つけられるよう)だけではなく、我々もチームとしての「道」をつくっていかなければならない。