しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

先生に嫌われないように

今日から保護者との懇談が始まった。来週いっぱい放課後は懇談が続く。

特に問題や苦情などはないのだが、気になることはあった。ある男の子の保護者だが、その子、実は3、4年生の時に担任の先生と上手くいっていなかったらしい。おそらく、合う合わないの問題もあったようだが、ご飯も食べられなくなるほど精神的におかしくなっていたようで、母親いわく「廃人」だったとのこと。知っている先生から聞くと、問題児扱いされていたようで、聞き耳をもってもらえなかったようだとのこと。実際に問題児だったのかどうかは分からないし(そもそも問題児って何かも分からないが)、過去をもち出して「たら」「れば」をいうのは建設的ではないが、その子にとっては暗黒の2年間だったようだ。

しかし、5、6年生ではリセットされ、その子は私のクラスでは礼儀正しく、やることはやるし、下級生の面倒見もいい。友だち関係でも苦情はない。3、4年生の頃との違いもあってか、私のことはすごく慕ってくれているらしく、私とは良好な関係を築けているとのこと(私が、あまり細かくいろいろと言わないからかもしれないが)。なので、その子が今では精神的に落ち着き楽しく学校生活を送れていることにホッとする。

だが、気になる一言も。母親は特に含んだ様子もなく話されたのだが、その子が、

「○○先生(私のこと)に嫌われないようにしなきゃ」

と話しているとのこと。「悪いことをしたら私に嫌われる」とか「いいことしたから私のポイントがアップしたかな」とか家での話題という。挙句の果てに「私に嫌われた夢を見た」といって落ち込んでいた時もあったとのこと。


それを聞いて、とても怖くなった。担任の、子どもに与える影響力は計り知れないんだということを改めて実感させられた。その子にとっては「担任に嫌われると、また3、4年生の頃のようになってしまう」という思いがあるのだろう。それくらい暗黒の日々だったのだと思う。

そんなふうに思いながら私と接しているのだと思うと、なんだか複雑でかわいそうに思う。おそらく、その子は心の奥底での無意識の思いなのであろうと思うが。


今は楽しい日々を送っているのは何よりだが、中学校に行っても、その子ならではのよさを失わずに過ごしてほしい。そのために残りの4ヶ月でできること。考えなければならない。。。