しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

「卒業=希望」にするために

6年生の3学期。「卒業」というフレーズを耳にする機会がグンと増え、また「卒業」にかかわる活動もどんどんと増えていっている。

「卒業」はある意味、目的である。卒業証書をいただくために子どもたちは1200日も登校し、勉強や運動に励んだり、友達関係を築いたりしていく。一人一人が精一杯小学校生活を送ったからこそ「小学校の全課程を修了」できる。中学校入学が認められるというのは当たり前のようになっているが、実はすごいことで、一人一人の6年間の足跡があるんだと思う。


クラスのある女の子。とっても明るくて真っ直ぐで素直な子。いつも元気いっぱいでクラスのムードメーカーの一人。話を聞くときも常に私の方を向き、目を見て、頷いて真剣さが伝わる。私を慕ってくれているのも感じる(と思っている)。

そんな子だが「卒業」の話題になると、表情が一気に曇る。それは「絶望」感が漂うくらい。毎日の生活ノートにも「卒業したくない」「悲しい」といった言葉が多く見られる。

理由はいくつかある。

その子は合唱が大好きで、4年生から合唱部に所属しがんばっていた。休み時間も口ずさむくらい歌が大好き。合唱がこの子を支えていたといっても過言ではない(この子のステキな人間性が大きな土台となっているのだが)。しかし、進学予定の中学校に合唱部がないのだ。部活動を楽しみにしている子どもが多い中、その子はどうしたらよいのか悩んでいるのだ。

それと、クラスが好きと思ってくれている。このクラスと別れるのが辛いようだ。何かにつけてクラスのよさを語ってくれる。とても充実した2年間を過ごしたのだろう。


今は不安でいっぱいなのだろう。でも、とってもステキな子どもだからこそ、絶望ではなく希望をもって卒業に向かってほしいと思う。3ヶ月後はここ(小学校)にいてはいけない。クラスが楽しいということだけではなく、中学校への希望をもたせるような2ヶ月半にしてあげたいなぁと思う。