しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

新しい発想のためには経験が必要だと思う

もうすぐ宿泊学習。2泊3日。自然の家でおこなってくる。

「ハイキング」という名の「トレッキング」をしてきたり、

「トレッキング」の後にナイトハイクをしたり、野外炊飯をしたり、キャンプファイヤーをしたり等々。我々教員にとっては過酷な3日間を過ごしてくる。


6月に入り、宿泊学習に向けての話し合いや事前指導等の時間が増えてきた。

今日はそれぞれの係ごとに集まり、話し合いをした。私はレク係の担当。レク係は各班でのレクリエーションや、キャンプファイヤー時のスタンツの時のレクリエーションを考えたり運営したりする。

しかしながら、なかなかレクが決められない。私の今までの経験などから「こんなゲームもあるよ」といくつか案を提示したのだが、知らない子ばかりなのだ。

例えば「もうじゅうがり」。大人数でのレクの定番だと思っていた。キャンプファイヤーでもよくやる。でも、誰一人知らなかった。


子どもたちにとって、こういう経験が足りないんだろうなと感じた。やったことないから分からないし、その状況も想像できない。だから、新たな案などなかなか出ないのだろう。



以前の記事でもちょっと紹介したが、アメリカの実業家ジェームズ・ウェブ・ヤングが著した書籍『アイデアのつくり方』。

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方


1940年に出版されたものだが、80年近く経っても読まれ続けている。本の帯には「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」とあるが、60分では理解しきれないくらい難しい書きぶりだった。翻訳だから仕方がないとも思うが。

この本では
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
ということが書かれてある。
また、
「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」
とも述べられている。

新しい発想は既存のものに由来し、それと関連付けてこそ生まれるものだということだろう。

しかし、そのためには経験が必要だ。既存の要素を得ていたとしても、経験がなければそれらが関連付かない。言葉で聞いていても、その本質が理解できていないものも多い。


今の子どもたちは、明らかに経験値が足りないように思える。
今の幼稚園や保育所では「幼児教育」と銘打って、「英語教育」や「情報教育」、「跳び箱指導」などを「特色ある教育」として売り出すことが多い。でも、それはちょっと違うなと個人的には思う。



幼児期や低学年の子どもにこそ「遊び」が必要だ。このくらいの時にもっともっと「遊び」から様々な要素を得ておくべきなのだろうなと思う。そして豊かな経験をもとに、新しい自分なりの発想を生み出すようになるのではないかと思うのだが。。。