しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

「俺、大学行かねえし」

今日総合の学習で、地域の方をお呼びし、地域の歴史について話を聞いた。

その方は、自分で知りたいと思ったことは自分で動き、調べ、時には人を訪ね、自分の知識としていた。その方の話は、子どもたちにとっては難しかったかもしれないが、まさしく「博士」のようだった。

その方が本当に伝えたかったことは、最後に聞けた気がする。いろいろと地域について話が終わったあと、「自調自考」という言葉を話された。この「自調自考」という言葉、あまり耳慣れしない言葉だが、調べてみると、この言葉をモットーにしている進学校もあるようだ。

人任せにせず、自分で調べて、考えること。これこそ、これから教育においてより一層大切にすべきことであると思う。「博士」のような方々はやはり、この「自調自考」を実践されているのだろう。

そして、この方が「これから、高校、大学と進むと・・・」のようなことをおっしゃった途端、ある子どもが、

「俺、大学行かねえし」

と口にする。

大学というものがわかっていない。本当に学ぶことが嫌なんだなと呆れる。

大学こそ、この「自調自考」そのものだろう。自分で研究したいことを学ぶ。その機会こそが大学である。誰も「行きなさい」なんて言わないし、ただ、我々には大学で学ぶ「権利」があるだけである。その学ぶ機会を、勝手に学ぶ義務のように解釈し、勝手にそれを拒否している。哀れな子どもだ。人間に与えられた学びの機会、権利を勝手に放棄している。

我々からすれば「別にとめません。勝手にしなさい」である。

ただ、自分の人生に責任をもって、人や社会に迷惑だけはかけないように生きてほしいものである。