しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

「5年生、6年生で立て直す」という考えを変えなきゃダメ

「5年生、6年生の担任はもちたくない」という考えをもつ先生が多いのは、どの学校、どの地域にでもよくあるのではないか?

確かに高学年は、行事もたくさんあるし、学習指導も難しくなるし、生徒指導も大変だし、、、というイメージがあるだろう。


それとともに、管理職の立場からも、「あの先生には高学年はもたせられない」という考えもあるように思える。

そのため、とりあえずそつなくこなせる先生や文句が来てもいいような(?)若い先生が当てられがちだ。

そのためもあり、一度高学年を担任すると、そのループから抜けられなくなりがちだ。


では「高学年をもたせられない」と判断された先生(おそらく願ったりかなったりだろうが)はどうなるかというと、自ずと低学年や中学年の担任になる。
実は、これが非常に厄介な問題なのだ。


私は、高学年は確かに行事はたくさんあって大変だが、楽な部分も多いと思っている。

なにせ、話が通じるため(学習内容の基礎基本が身についていれば)授業だって深まりが見られるようになり楽しいし、(学習や生活の規律や約束事を守る習慣が身についていれば)出張の時も安心してクラスを空けられるし、(自主性、自治性、自立性がついていれば)子どもたちに任せられることも多くなるし。

つまり、忙しさはあっても、子どもが頼りになるから、先生は楽だってできるのだ。


しかしそれは、上に挙げた括弧の中のこと(赤字のこと)ができていることが前提なのだが。。。

残念ながら、それができていることは殆ど無い。なぜかというと、「高学年をもたせられない先生」が低学年や中学年の担任をしているから。だから高学年で「立て直す」しかなくなるのだ。


本当は、そのような先生たちに「高学年を任せられるように」、指導力のある先生が低学年や中学年の担任をもつべきなのだと思う。

低学年で規律を身につけ、中学年で学ぶ楽しさを味わい、高学年で自主的・自治的に学校を作っていけるようにしていくことが大事なのだ。


それなのに、子どもたちは、低学年で「お口チャック」と言われ、余計な(?)話をさせられず(これで話さなくなる)、九九は暗記だけさせられかけ算の本質を学べず、、、中学年では繰り返し漢字を書かされたり計算をさせられたりし、間違った答え(先生が期待しない反応)を出したら怒られる。そうなると子どもは考えることやそれを表出することを拒否するだろう。


その結果、高学年の先生たちが超苦労して、立て直しにかからなければならなくなるのだ。その立て直しは叶わないこともあるし、立て直したかと思うと卒業ということもザラだ。いや、むしろそればかりかも。。。


どこかで大鉈をふって、先生自身や組織自体の在り方を変えていかないと、今のままの消極的な教育が続くのではないか。ぜひとも低学年や中学年の子どもたちに光をあててあげてほしい。