しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

「お腹が空いていたんだから仕方ないじゃないですか」

なんだか学校内が不安定だ。いろいろと問題が起こっている。その中の一つに、保護者からの苦情があるようだ。

隣のクラスの子どもが、登校を渋り始めたようだ。

いろいろと背景があるだろうから、一概にいえないが、やっぱり不安定なのだろう。


2ヶ月ほど前に遡る。バスで工場見学にいった日のこと。遠出のため、弁当と幾分かのおやつを持っていった(家庭科の学習の一環で、自分で予算内で買えるおやつを買わせた)。

食べきれなかった分は帰りに食べることなく、家に帰ってから食べるようにと指導した。

しかし、その子は(その子に限らないのだが)帰りに食べながら帰ったとのことで指導された。



何日か後、残した給食を水道場に捨て、やはり指導された。

次の日から登校を渋りだす。

担任が経緯を説明したのだが、なかなか保護者は納得しない。担任も結構強気な人であるため、和解は難しそうだ。


今日も渋っていたようで、放課後保護者が校長室にきて話をしていた。担任の指導に対する不満をうったえていたらしい。


そこで、これまでのやり取りが話に出されたようで、それに挙がったのが工場見学の時の帰りのおやつの件について。


その時、保護者は「うちの子がお腹が空いていたんだから、食べたって仕方がないじゃないですか!」という発言があったとのこと。


この発言を真に受けてはいけないんだろう。おそらく、この親も息子の行動(帰りにおやつを食べて帰る行為)がおかしいということは分かっているはず(もし、おかしいと思っていないのだとしたら、もはやただのバカ親。バカ親というよりただのバカ。救いようがない。もしそうだとしたら、先生は運が悪い。)。おそらく、この保護者は「先生が悪い」「学校が悪い」と言いたいだけなのだと思う。


ここには、担任と子ども、保護者の間に心のすれちがいが生じている。信頼関係が崩れてしまっているため、おそらく何を言っても聞いてもらえないし、お互いに聞く耳をもたないのだろう。


ここで大切なことは、保護者への愚痴や不満をいうだけではなく、これまでの自分と子どもの関係性を見つめ直してみることだ。

そして、もし自分にも否があったとしたら、真摯に省察する。そうして少しずつできてしまったズレを戻していくしかない。


どんなに理不尽な訴えでも、もしかしたら信頼関係さえ築けていれば解決できるかもしれないし、そもそも問題にならなかったかもしれない。


やはり誠実に多面的に物事を見ていく必要がある。