しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

自信があるからこそ、自分を客観視しないと

自分に自信がある人が厄介になることがよくある。

自分に自信がありすぎるため、自分がやっていることはすべて正しいと信じて疑わないのだ。いや、むしろ正しいか間違っているかなど考えもしないくらい自信に満ち溢れている。

自信をもって行動することは大切なこと。日本人は自信をもてない人が多いといわれる中、信念をもって行動できるのはとてもすばらしい。

しかし、その強すぎる自信は時として諸刃の剣となり、大きなマイナスを引き起こすこともある。


それは「正しい」という判断の基準が、自分の信念でしかないということである。自分の考え方や行ないが、間違っている可能性があるなどとは決して思わないため、他の先生方や子どもたち、保護者が本心ではどう思っているかなど考えもしないし、マイナス面が見られても、それは自分のせいではなく、他の人(他の先生や子ども、保護者)のせいなのだ。

そして、自信があるため、自分のやり方を押し付けてくる。何をいっても聞く耳などもたない。むしろ「なんでこの人は分からないんだ」とか「だから、あなたはダメなんだ」とか「だからあなたのクラスは落ち着きがないんだ」などと思っているだろう。だから、自分と違うことをする先生、やり方に従わない先生に対して、口撃してくる。従わない子どもや、思い通りに動かない子どもには厳しく怒鳴りつける。


勤務校ではないが、こんな先生がいる。

その先生はやはりものすごい自信家。上記のまんまの先生。

とにかく、自分の都合で物事を決め、それがズレていたとしても、その人の中では大正解。だから、周りから何をいっても聞かない。それで結果的に運営が滞るのである。

その先生のクラスには不登校が3人もいる。その先生が担任してからの不登校である。つまり、その人のやり方についていけない子どもが多いのである。


例えば、図工は一切話をしてはいけないというルールがあるという。なぜか分からないが、とにかく図工に限らず発表以外は子どもは話をしてはいけないらしい。だから図工はだまって黙々とやるしかない。交流の大切さなど何処へやらだ。

また、子どもが悪いことをしたら「修行」といって、漢字1ページ書かせるらしい。そうすれば子どもは悪いことをしなくなるとのこと。でも、子どもたちはどんどん漢字嫌いになるだろう。しかも、先生の見ていないところで問題が続出している。でも、それは自分のせいではないと思っているのだ。だから、その「修行」も他の先生に強く進める。


だから、少しずつ、そのやり方についていけず、学校に行きたくなくなる子どもが増えているのだ。


でもその人は、もちろん自分がなんて思っていない。不登校はその子が悪いし、悪いことをするのもその子が悪い。でも、同じようなことが他のクラスにでると「先生の指導力がないから」となるのだ。そして「先生も私のやり方で指導して、もっとビシッと締めたほうがいいよ」となってしまう。



これが本気だから怖い。本気だからそのまま突き進んでいってしまうのだ。

本当は、自信があるからこそ、自分を客観視しなければならない。そして、見直したり更新したりしながら目の前の実態に合わせていかなければならない。

でも、こういう人は、とにかく自分が正しいと信じて疑わない。だから変わることは一生ありえない。。。