しがない教員の学校・学級・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

遊びの中での「比べる」 という生活経験が思考力に

スイミングスクールを嫌がる息子。

なんだかんだいいながらも、がんばって通っている。

スクールの終わり近くの時間になると、自由時間に。いつもはプールのヘリに座ってボーッとし、終わりになった途端着替えに動き出す息子だが、今日は自由時間に遊んでいた。

象さんのジョウロで水を出して遊ぶ息子。次第にいくつかのジョウロを持ち出し始めた。それぞれのジョウロで水を出し、水の無くなる速さを比べていたっぽいのだ。

ただ単に早い遅いを比べるだけではなく、息子のジョウロ遊びは質が上がっていく(あくまでも息子なりの質だが。それも、窓越しに眺めていた私の勝手な見立てだが。)。

横に並べながらジョウロの大きさを比べたり(直接比較)、ジョウロの穴の空き方を比べたり(圧力による比較)、流すときのジョウロの傾きで比べたり(力学的運動エネルギーによる比較)と、様々な視点で水が無くなる速さを比べているように見えた。


この「比べる」という行為は、算数的にも理科的にもつながる大切な活動だ。算数では直接比較、間接比較、任意単位による比較、普遍単位による比較へとつながっていく。息子の「比較」はまだ直接比較の段階。でも、この直接比較の段階を大切にしてこそ、比較する大切さや便利さに気付き、より効率的な比較を見いだしていく。


もちろん、息子はそんなことは考えておらず、無意識だろう。でも、子どもは無意識の中で、様々な思考力を働かせているものだ。

そして、それは遊びの中で無意識に行なわれること。だからこそ、遊びは大切にしなければならない。子どもたちのいろいろな経験は遊びにこそ培われるものだ。だがそれは、自分の体を動かし、体で感じ、実感として得られる遊びでなければならない。

今の子どもにとっての遊びはテレビゲームが中心。我々大人は、「遊んでばかりいるな」と説教するのではなく、「テレビゲームばかりやってないで、ちゃんと遊びなさい!」と説教するべきだろう。