新米教頭の学校・職員室・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

地域の大きな課題

私が勤務する地域は、いわゆる「僻地」。県内でも都市部に住んでいた私にとって、この地区での生活は戸惑うことが多い。まず、店がない。スーパーマーケットに行くにも一時間くらいかかる。服が売っているところなどあるはずがない。

先日困ったのが銀行だ。給与を3つの銀行口座に振り分けて支給してもらっているが、その内の一つの銀行がない。生活費が振り込まれるところなのだが、下ろすことができない。域内の中心地ですら、その銀行がないのだ。一応県の名前が銀行名になっているのだが。。。


話はかわって、先日給与が振り込まれた。下世話な話だが、僻地に勤務するだけで結構な手当がつく。管理職になった分よりも多くついているくらいだ。考え方を変えると、この地区の出身者が教員をやっているだけで手当がつくということ。悪い言い方をすると、得してるようにも見える。


じゃあ、それが羨ましかというと、それは違和感。いや、申し訳ないが、まったく羨ましいとは思わない。店がない、本屋がない、服屋がない、食堂がない、学校がない、人がいない、ない、ない、ないの世界。それが当たり前になってしまえば、いや、もともとそれが当たり前であるならば困ることを感じることはないのだろうが、そもそもそれがビハインドだ。


しかし、それ以上に深刻なのが人材不足の部分だろう。教員のなり手がいない、というより、そもそも競争を経ることも難しいため人材育成が難しいのだ。だから、先生自体がいない。だから、手当を多くつけてでも他地区から教員を呼ばざるを得ない状況なのである。

これは、実はかなり深刻な問題だ。地元の教育力を高め、その土地の出身者を育てるとともに、地元に戻ってくるようにしていかないと、やがては破綻してしまう。

大量退職と大量採用の波がある今日の事情から、若手ばかりが僻地勤務を命じられ、管理職も昇任仕立ての教頭、校長ばかりである。


この課題に目を向けるのは県ももちろんだが、その地区自身がどう考え、どう今後を計画していくかが必要だろう。