新米教頭の学校・職員室・生活日誌

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部活動問題

様々なブログ、ツイッター、その他のニュース等々、学校における部活動に関する問題をよく目にする。

先日、中学校の先生とこの10連休の部活動状況について話をする機会があった。

その先生によると、この10連休の部活動は「多くても6日まで」ということ。それ以上は部活動をやってはいけないということ。先生方や子どもたちの負担を軽減するためらしい。

しかし、逆にいうと、この10連休で休みは4日しかないということがいえるのだ。おそらく、そのような指針をしめすと、ほとんどの部活動で6日入れ込むだろう。そのため、その中学校の先生方と子どもたちのほぼほぼは、4日しか休みがないということ。


中学校に限らず、小学校でも合唱合奏で同じようなことが考えられる。それは、連休に限らず、毎日の部活動で過重な取り組みが見られるのだ。休みなどあるわけもなく、土日にやるのも当たり前。ひどいところはお盆まで練習をするという鬼畜さも。朝練も当然で、1時間目にあくびをしている子どもが続出しているという実態も。

本県では、部活動に関する指針によって、週一回は部活動をやらない日を設けなければならず、また、時間も示されている。朝練も原則として禁止されている。しかし、実態は文科省による指針を受けた県による指針に明らかに違反している。

それなのに、一部の教員や保護者の要望により、簡単に覆されているのだ。


この問題の闇の素は多様にあるが、私の中でとても大きいなと思うものは「一部の部活をやりたすぎる教員と部活をやりたくない教員の温度差の大きさ」だと考える。部活をやりたすぎる教員にとって、部活動は命だ。教科教育などまったく頭にない。だから、学習が追いつかなくても、あくびをしながら授業を受けても関係ない。とにかく部活なのだ。そして、その教員たちは、それがスタンダードであるため、周りもそれに従うのが当然に思っている。そして、それを後押しするのが、一部の保護者。一度強くなってしまうと、練習をしないことに、クレームをつけてくる。だから、一部の部活をやりたすぎる教員と保護者の間で「Win-Win」が創りあげられてしまう。そうなると、部活動反対を唱える教員は、逆に「やる気のない教員」のレッテルを貼られてしまうことになるのだ。そのため、やりたくもない部活を毎日遅くまでやらされ、帰りも遅くなり、土日もなくなり、本分である教科教育の教材研究もできなくなる、本当は「やる気のある」先生が潰されてしまう。


「部活をやりたすぎる教員」にとって、部活動は「すべて」であり、それがなくなると、自分の存在意義がなくなるとともに、教員になった意義を見失うため、そして、そもそも「部活動が世の中のためになくてはならないもの」という催眠にかけられている。もはやカルト的であり、はっきり言って病的だ。だから、たとえ、県や国が指針を出しても、それ自体が悪になってしまうのだ。


これを改めることはおそらく、不可能だろう。指針に違反しているとしてそのような先生を罰することはできないだろうし。なんせ、カルト集団は強い。

そのため、今の現状では、「部活をやりたすぎる教員」のいる学校にいってしまったら、諦めるしかないのだ。県の指針も通用しないのだから、校長、教頭のリーダーシップのもとに徹底させることなど、不可能に決まっている。だからこそ、国や県による強い強いリーダーシップを発揮してほしいものだ。