新米教頭の学校・職員室・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

聞いている子どもに目を向ける

今日はある先生の授業を参観した。

その先生は、自分の課題について、「子どもたちをつなぐためのコーディネート力」だという。簡単にいうと、教師主導ではなく子どもの主体性による授業を構築したいということだろう。

それはある意味我々にとって永遠の課題であろう。子どもたちが主体性的に学ぶ姿といっても程度があり、比較しても見えにくい。そもそも何と比較したらよいのか分かりづらいため、正解が見えないのだ。

だからこそ、常に考えていかなければならない視点である。

そんなことを考えながらその先生の授業を見ていたのだが、ひとつ意識しておきたいことの視点は、教師は何を見ていたらよいのかということだ。

その先生は、発表している子どもをよく見て、認めてあげたり、励ましたりしていた。

それ自体は悪いことではなく、それも大切。

しかし、「子どもをつなぐ」ということを考えた時に、大切なことは、発表を聞いている子どもたちに目を向けるということだ。

聞く姿勢に、子どもの学びが表出されることがある。聞いている姿からも、その子どもの思いが発信されるのだ。

友だちの話を聞いて、何かが閃いた時や、チンプンカンプンだという時の表情。ちょっとしたつぶやき。思いっきりの反応。頷きや首かしげ。聞いている子どもを見ていると、様々なことが見取れる。その反応にこちらがアクションすれば、子ども同士をつなぐことができるのだ。

困った顔をしている子どもに、「どうして難しい顔をしているの?」と言葉をかけたり、頷いた子どもには「頷いたけど、もう一回説明してくれる?」などと、教師を介して、発表者と聞き手をつなぐことができるのだ。


こういうことも、授業を見てもらわなければ、自分のクセに気付くこともできないし、自分の課題の解決の方法を見出すことが難しい。

小手先の技術も子どもの見取りやコーディネートにつながれば、それは意味をもった大きな手立てとなる。

子どもの学びには子どもの姿に大きなヒントが隠されている。

そのようなことを教員同士学んでいきたいものだ。