新米教頭の学校・職員室・生活日誌

高いアンテナ・豊かな発想で生活を明るくするためのブログ

授業の見方

「子どもの変容を見取る」

何をもって「変容」というのか。

もちろん、子どもの姿。

でも、先生方にとっては、研究授業において1単位時間の授業の中で見た子どもの姿から、どのように変容を見取るのかは難しいようだ。

そりゃそうだ。参観者はその1単位時間しか見ておらず、前時までの子どもたちの姿はもちろん、思いや考え、そしてその背景も分からない。子どもがどんなにすごいことを発表したとしても、前時と何も変わらなければそれは変容とは言えないし、逆にどんなに低レベルに思えるようなことを話したとしても、その子どもにとって前時までに比べ大きな変化があれば、それは学びだ。


子どもの変容を見取るのは担任であり、参観者は子どもの変容につながるような子どもの姿に目をつけ、それを引き出した教師の発問や問い返し、励ましや称賛・価値付けなどの働きかけ、また友だちの交流や議論などの他の子どもとのかかわりなどから、検証していくことが必要である。


そのためには、参観者は、広い視野で授業を見ることが必要であり、授業者の意図や本質を見抜く力を磨くことが大切である。

だから、授業では、教師だけ見ていてもだめだし、子どもの姿だけを見ていてもだめである。教師と子ども、または子どもと子どもの相互のかかわりを目標やねらいをもとに見ていかなければならないし、そして、その力を磨かなければ、互見授業の意味がなくなってしまう。つまり、ただ「ああすればよかった」「あの発表はよかった」「落ち着いていてよかった」「発表が少なかった」などといった視点のみで授業を見ているだけでは、表面的なテクニックや余計なお世話のアドバイス、オバチャンの武勇伝を聞くだけの事後研究会に陥ってしまう。


澤井陽介先生の『授業の見方』(東洋館出版社)はとても興味深い。

授業の見方―「主体的・対話的で深い学び」の授業改善

授業の見方―「主体的・対話的で深い学び」の授業改善

積読だったこの本。じっくり読んでみよう。