今日「6年生を送る会」が開かれた。どの学校でも名称は違えど、この時期にこのような会が開かれるのではないか?
この「6年生を送る会」、6年生に感謝の気持ちを表すとはいったものの「学習発表会」になっているように考えた。
1年生は「パーフェクトヒューマン」のダンス
2年生は、替え歌の合唱を数曲
3年生は「世界に一つだけの花」の合唱
4年生は、合奏を数曲
5年生は、鼓笛の発表
どの学年も発表の合間に、6年生に感謝の言葉を入れていく。感謝の言葉を入れることで会の目的(ねらい?)に沿うようになるのだろうが、この言葉を無くし、一つ一つの発表だけみると「6年生のための発表」ではないなと感じる。
学年としての出来を考えると確かにそれでもいいかもしれない。自分たちの成長も感じることができるだろう。しかし、最低でも演じる子どもにはしっかりとした目的を伝えておいた方がいいと思う。私の学年は鼓笛を発表した。なぜ鼓笛なのか?それは得意の「例年に倣って」鼓笛だけをとると「6年生を送る会」の目的としては、何だかよく分からないものであろう。なので、このままだと5年生の子どもたちにとっては「6年生に鼓笛を聞かせた」で、終わってしまうであろう。
それは絶対に嫌だった。そこで、子どもたちに問いかける。
「どうして鼓笛を聞かせるの?」
と問いかける(本当は教師が勝手に決めたからなのだが)。すると、子どもたちはいろいろと意義を考えるのだ。
- 「鼓笛を教えてくれた6年生に、上手な演奏を聞いてもらって『もう任せられる』って安心してほしい」
- 「伝統ある鼓笛をしっかり、受け継ぎますっていうのを伝えたい」
- 「一人一人教わったのが鼓笛だから、鼓笛が一番感謝が伝わる」
等々。いろいろな考えが出される。どの考えも素晴らしい。一人一人の意義が、会の目的に繋がっていれば「思い」の面では大成功だと思う。
「6年生を送る会」という名の「学習発表会」、でも、ちゃんと「思い」は6年生に向けていますよ。
結局「目的」の話になってしまう。ブログのテーマ、変えた方がいいか。。。