今、ミシンを活用し、エプロンを作る学習をしている。私自身はミシンが好きで、自分でいうのもなんだが、結構得意である。娘の体操着袋は私のお手製。
しかし、自分が得意なのと、教えるのでは全然違うなと感じる。私はミシンをペットのように感じながら使っている。
ミシンを使った指導をしているといつも感じることがある。
- ミシンによってクセがあるということ
同じように調節していても、上糸や下糸の調子が違っていたり、送る感覚が異なっていたりする。ミシンが変わると、同じように使っても上手くいかないことがある。
- 下糸がなかなか出てこないということ
とにかく、下糸を引き出す指導が難しい。自分は感覚的にやってしまうが、その「感覚」が伝わらない。「上糸を引き上げて」といってもそこが難しようだ。
- ミシンにも日によって調子の良し悪しがあるということ
ミシンにも機嫌があるようだ。同じミシンを同じように使っていても、機嫌が悪いと下糸がモジャモジャになってしまったり、何度やっても下糸が出てこなかったりと扱いが難しい。
だからこそ、かわいいペットのように思うとよい。自分の思い通りにいかないから、その時のミシンの調子に応じてケアをしなくてはならない。でも、大切に扱って根気強く頑張ると、思い通りに動いてくれる。
やはり、自分でミシンの気持ちを感じて、それにあった取り扱いをしながら感覚を身につけないと上達しないんだろうな。子どもたちを見ていると、毎回上手くできる子どもと、何度やっても上手くいかない子どもがいる。両者とも扱い方は同じように見える。違いはミシンを感じるセンスなのかもしれない。センスがなければ、何度も何度もやってみるしかない。そのうち、ミシンの気持ちが分かるようになるだろう。
ミシンについて変に熱く語ってしまったが、そうはいっても、使い方の指導はしっかりしないといけないんだろうな。。。