私の勤務する学校のICT機器
- パソコン室のパソコン(タブレット併用):30台程度
- 持ち運び可のタブレット(キーボード無し):30台
- 無線LANのアクセスポイント:2台
- 各教室にプロジェクター、スピーカー、実物投影機、ブラウン管テレビ:1台ずつ
- 電子黒板:各学年に1台(学年主任の教室)
- その他(ラジカセ等)
これは、充実している方なのかどうかは何ともいえない。ただ「積極的に活用するように」といわれている。しかし、様々な角度から現状を見てみると、まだまだ大きな「壁」がある。
壁①
「そもそもICT機器の活用を敬遠する先生がいる」
コンピュータをはじめとする情報機器は難しいというイメージがあるようだ。実物投影機のような単純な機器も「配線が分からない」「ピントの合わせ方が分からない」などと、使う前から決め付けている感がある。「OHPなら使えるのに」などとよく分からない言い訳を聞くと残念でならない。
「まずは使ってみようよ」と言いたいのだが、ものすごぉ〜〜〜〜く腰が重いようだ。「教師も環境の一部」。
物があっても、教師が活用する気がなければ定着しない。
壁②
「機器の準備・設定>利便さ」
私の壁はこれにあたる。とにかく、使うまでの準備が面倒くさいのだ。プロジェクターを使うには、スクリーンがいる。スクリーンの準備をして、プロジェクターとつなげ、ピントを合わせるのに移動して・・・とやっているうちに時間が過ぎてしまう。常設しておくわけにいかないため、億劫感がすこい。
常時ICT機器を使っている学校は、プロジェクターが天井から吊り下げられ、ボタン一つで映し出せるらしい。
やはり、物があっても手間がかかるようだと、定着しないと思う。
壁③
「使用環境がやりたいことについてこない」
これも大きな壁だ。ネットが繋がりにくい。いくらタブレットが30台あっても、同時につなげるとすぐに固まってしまう。また、ネット上の動画は見られない。セキュリティも高いため必要な情報が得られにくい。コンピュータも古い。私に割り当てられたパソコンは残念も残念。(下記記事参照)
すぐにフリーズしたり、スタートしなかったりのため、指導用に活用するのは少し危険な感じ。なので、やはり躊躇する。そこで何かしたい時は、ダメだと思いながら、自分のタブレットをブラウン管テレビに接続して見せるようにしている。
やはり、物があっても環境が整っていなければ定着しない。