今学期も残りあと3日。
学期末には何らかの形で1学期間の振り返りをすることが多かろう。
例えば、作文、発表、カード等々、方法はいろいろある。しかし、これらの形をとってやってきたことを思い返してみると、形式的というかお利口さんなことを書いたり言ったりすればいいように思っていそうに感じていた。
分かりやすくいうと、本当の自分のことを表現しているか疑問なのである。
やはり、1学期間の自分を見つめさせた上で振り返らせることが必要だと思っている。
そこで今回は「川柳」の形をとってみた。なぜ川柳か。一番は「楽しそう」だから。やはり、普段と違うことをやれば、子どもたちはのってくる。子ども自身が楽しそうに振り返ることができればいいと思った。
しかし「楽しい」だけでは意図にそぐわない。何のための「川柳」なのかが必要だ。
そこで考えた意図は、一つは「五・七・五」という短くまとめるために、本当に伝えたいことに絞ろうとするようになるということである。どう表現したらよいか考えることで、じっくりと自分自身を見つめることになる。
また、短い「川柳」にまとめることで、読む方にもすぐに伝わるのもよい。極端にいうと、パッと見ただけで、その子の1学期の頑張りや様子が分かる。
そして、これを学級便りにのせれば、親にも楽しく伝わるのも面白い。
今日は、それを書かせ、無記名で投票し「最優秀賞」「優秀賞」「入選」「審査員特別賞」などを決めた。
最優秀
「分数は 私にとっての 新・ゴジラ」
入選
「新しい 友達づくり がんばった」
賞外
「県大会 みんなの期待 プレッシャー」
ちょっとオチにこだわりすぎてしまったものもたくさんあるが、ユーモア溢れる川柳が出来上がった(あれ、ユーモアを求めていたわけではないのだが・・・)。
まぁ、これで本当に自分を見つめられたかどうかは、自信をもっていえないが、時にはこういう形も面白いと思った。そして、見せてくれた子どもの1学期の頑張りに「価値付け」して1学期を締めくくらなければならない。