教室の隅にゴミ箱がある。そのゴミ箱のそばにゴミが落ちている。ストローやティッシュのゴミは日常茶飯事。もしかして学校あるある?
教室のゴミ箱のそばの壁に「ゴミはゴミ箱に」という表示をつけている。でも、ゴミ箱のそばにゴミが落ちている。
これは意識の問題なのだろう。「ゴミはゴミ箱に捨てる」という意識もそうだが「『ゴミが教室に落ちている』ということに気付く」意識だと思う。
ゴミ箱のそばのゴミに限らず、教室内にもゴミは落ちている。でも、誰も拾わない。そもそも、その落ちているゴミに注目するという感覚がないのだ。
それは、学校内全体に言える。毎日掃除をしているからこそ、ゴミは少ないが「なぜ1日でこれほどのゴミが出るのか」というようなゴミの量だ。
ゴミが落ちていたときに
「ゴミ、落ちてるよ」
と声をかけて、
「私のじゃありません」
とはならない。そんなこと言えば、指導されたり、よく思われないということを子どもたちは知っているから。でも、おそらく、
「なんで拾わなきゃならないの?」
という思いはもっているのではないか。
先にも述べたが、子どもはゴミが落ちていても、それに意識がいかないのだ。
だからこそ「ゴミ、落ちてるよ」「分かりました」のやりとりをして拾わせるのではなく、ゴミが落ちていることに対する違和感に気付かせることが大切なのではないか。
私は、とりあえず、自分が拾うようにしている。教室内もこれ見よがしに私が掃き掃除を始める。給食台が汚い時は、メラミンスポンジでこれでもかというくらいピカピカにしてみる。
少し遠回りかもしれないが、まずは意識付けなのではないかと思う今日この頃。