以前、お気に入りで使っていた「ジェットストリーム」の多色ペンを紛失したことを記事にした。
紛失して数日後、教室の私の事務机の目の前に座る子が、色も種類もまったく同じ「ジェットストリーム」を持っていた。ペンについていたシール(バーコードなどが書いてある)の剥がれ具合も一緒。
その子の隣に座っている子が「それ、先生の無くしたペンじゃないの?」と声をかけた。
すると、その子は「これは、いとこの◯◯君からもらったやつで僕のだよ」と言う。かなり怪しい。
正直、私も疑っていた。あまりにも状態が一緒であり、しかも小学生が持つようなペンでは正直ない。それに「いとこからもらった」というようなあまり無さそうな話。ちょっと借りて中身などを見ても私のっぽい。
ここで、考えた。疑っているが、疑っていることを伝わるような声をかけてもいけない。なんとかして取り戻したいけれど、すべがない。。。どうすることもできない。だまって取り返してやろうとも思った。でも、どうしてもそれはできなかった。
仕方がなく、諦めるしかなかった。とにかく心の中で「ジェットストリーム」にお礼をし、新たな「ジェットストリーム」を購入することにした。
紛失から約3ヶ月。新たな「ジェットストリーム」にも慣れてきた。
そんな中、退勤時に車に乗ると座席の下に物を落としてしまった。
その座席の下を調べると、
「ジェットストリーム」が。。。
犯人は私だった。私が座席の下に落としてしまっていたのだ。
ということは、あの子どもがもっていた「ジェットストリーム」は?
ちゃんとその子のものだった。。。
それなのに、全力で疑っていた。「いとこからもらった」という話も本当だった。
心の中で疑ってしまい本当に、
「申し訳ありませんでした!」
そして、なくしてしまっていた「ジェットストリーム」にも、
「申し訳ありませんでした!」
ということで、これからは新旧の「ジェットストリーム」をこれまで以上に大切にしたいと思います。