昨日の授業。
子どもの姿として、そして、それを参観者の視点から、できるだけ授業を客観的に見るとしたら、100点の授業だったかもしれない。
それは、私がすばらしかったのでは決してなく、子どもたちがすばらしかったのである。
というのも、私の中ではやはりどこか子どもの実態を差し置いて、私の都合に合わせたものになってしまったところがあり、そこにいつもながらの課題が見えたからである。そこは、永遠の課題かもしれないなと思う。だからこそ、常に意識しておかなければならないと改めて思う。
そんな私をよそに、子どもたちは目的意識をもって子どもたちなりの学びをみせていた。大勢の人たちに見られていたということもあるかもしない。でも私なりに、子どもたちの成長が見られ、その成長に改めて気付かされた。
そして、様々な先生方から言われたことにも新たな発見があった。
それは、私の子どもたちへの働きかけの在り方だ。いろいろと良かったところをいってもらえたのだが(とりあえず課題はおいておいて)、その良かった働きかけが私の中で無意識におこなっていることがあるということだ。
先生方に言われて、「あぁ、自分はそんな働きかけをしていたんだ?」とか、「(私の指示・発問・言葉かけ等々には)こういう意図が隠れていたんだなぁ」などと自分自身の指導のあり方、教師のスタンス(?)などに気付かされたところが多いのだ。
これは、違う見方をすると、怖い部分もあって、逆に悪い働きかけになっていることだってあるのではないかということ。
このような、自分自身については自分だけでは気付かないことや見えないことが多い。だからこそ、定期的に先生方に授業を参観していただき、子どもの姿はもちろん、自分自身のことも教えてもらえる機会をもつことはとても大切だと思った。
子どもたちのメタ認知だけではなくて、私たち自身のメタ認知を鍛えていく必要があるなぁと思った。
昨日は100人規模の参観者に見てもらえた。そう思うと、とても良い機会を与えていただいたと思っている。授業アンケートなどはまだみていないが、それらも見せていただいたり、良い意見や課題となる意見などいろいろな意見を真摯に受け止めて、芯を変えることなくも視野を広げながら、ステップアップしていきたい。
ということで、子どもたちはとってもすばらしいんだということに気付けた、とても楽しい授業研究会であった。