今週の土曜日に大きな予定がある。自分がその予定にかかわっているということに、一抹の不思議さを感じながらも、それは、自分にとっての自信となっていることも事実。
ここ2、3ヶ月間ずっと毎日どこか緊張の日々を送っている。
自分自身の今後を含めたキャリアを見つめた時に、一つ頭をよぎっていることは、「自分の強み」って何なのかということだ。
これまで、私はこれといった特長はなかった。得意なものもあるわけでもなく、大きく苦手なこともなく。だから、よくも悪くも目立たない人であった。そんなこともあり、小学生の時はあまり人に記憶されることもなく、卒業文集の「なんでもナンバーワン」のコーナーでは、誰も私のナンバーワンを見つけることができないくらい、面影がなかったようだ。「何でもできるけれど、何にもできない」。ヒーロー感とカリスマ性が全くないドラクエの「勇者」のようだ。
だからここぞという場面での強みがないのだ。アピールするオーラがないというか。
なにか「これは」という自分ならではのものがある人は強い。それに引きづられてしまう危険性もあるかもしれないが、それが大きな自信と変えてくれる。
じゃあ、私の強みは?
客観的に自分を見た時に、もしかしたら私がアピールできることは「誠実さ」なのかもしれない。
自分でいうなと言われるかもしれないが、そこは自信をもつためにあえて客観視してみる。
私自身、あまり誠実だとはおもっていないのだが、何人かの上司に、「誠実だ」とか「誠実のかたまりみたい」などといってもらえたことを思い出す。他に取り柄がないため、そのようにいってもらえたのかもしれないが、私にとってはこれ以上ない褒め言葉だ。
誠実だと、仕事は増えるかもしれない。損もするかもしれない。
でも、誠実にしていれば、誰かが見てくれる。困った時は助けてもらえる。キャリアをつめば頼ってもらえるし、相談もしてきてくれる。
これって大きな「強み」だよなと思う。
勝手に思うだけなら誰も文句はいわない。だから、今日から私の強みは「誠実さ」ということにしよう。