今日で震災から8年。
失ったもの、被ったものは多い。
もちろん、無くなってしまったものはたくさんあるし。
放射線などは、今でも大きな問題である。
テレビを見ても、失ったものや被ったものについてが中心だ。
それ自体はとても大切。なんせ、被災者の我々であっても忘れかけてしまっている。だから、震災を風化させないためにも、こうやって毎年その時を思い出し、教訓として、意識し直しとしての機会とする必要がある。
でも、もう8年。そろそろプラスの面にも目を向けてもいいのではないかとも思う。もちろん、そのような報道もあるが。
復興はまだまだ進んでいないかもしれないが、プラスの思いがなければ、復興に向かわないのではないか。少しずつ故郷に戻れている人たちもいる。そりゃ、戻らざるを得ずに戻る方もいるだろうし、不安を抱えたまま戻る方もいるだろう。戻っても苦労をされる方もいるだろう。
でも、一歩々々は着実に前に進んでいる。
それに、震災があって、絆が深まった部分もあるだろうし、私たちの住む地域に目を向けてくれる人も増えた。みんなが力を貸してくれている。
そういう面って、マイナスな面以上に目を向けるべきだとも思う。
おそらくこの震災はこれからもずっとずっと語られ続けるだろう。来年は今年よりもプラスに、再来年はもっとプラスに、少しずつ少しずつ、プラスに向かっていけたらいいなと思っている。