自分自身に課していることがある。
それは、現職教育の会議の最後にある「ご指導」の時に、ただしゃべるのではなく、根拠となる資料を必ず示すこと。それは、書籍からかもしれないし、学習指導要領からかもしれないし、自分自身のこれまでの実践からかもしれないし、これまで出会った先輩方の実践からからかもしれないし、それらの先輩方からいただいたものからからかもしれない。
それは紛れもない。私自身のためでもある。
資料を示すこと。結構プレッシャーだ。その時その時に話題にあがるであろう内容を予想し、それに合う資料を提示しなければならない。
そのためには、会議であがる起案された要項などをしっかりと読まなければならない。特に研究授業の事前研究会などの場合は、指導案も熟読する必要がある。普段の先生方のつぶやきにも、耳を傾けておくことも大事だ。現段階の学校としての悩みや向かうべきところを把握しておかなければ、その時に必要な「ご指導」はできない。
「ご指導」で話したい内容のめどがついても、まだ「ご指導」はできない。そのために、どの資料を提示するかである。資料のめどもついていればいいが、いつでもそんな資料があるわけではない。なので、資料探しが始まる。
本を読んだり、これまでの財産を漁ったり。結構必死だ。
でも、この過程、嫌いではない。結局自分には実践の場が限られてしまったため、これが私にとっての教材研究である。
本当に必要なことを伝えられているか疑問ではあるが、「ご指導」などと偉そうな場面を与えられているのだから、それなりに根拠だったり、ためになることだったり、必要なことだったりを伝えないといけない。
そのプレッシャーのおかげか、私は今まで以上に研究している自信がある。。。