ツイッターによる、教員を取り巻く現状への不平不満。先日も取り上げたが。
本当に文句ばかり。
「学校訪問にくるな」「家庭訪問はいらないんじゃないか」「部活動が負担だ」「時間外労働はおかしい」いろいろな不平不満で溢れている。確かに度が過ぎている部分は多く、問題点であることは確か。それに、声を上げないと何も変わらないという事実も確か。
でも、彼らには不平不満のつぶやきしか見られない。自分のクラスや学校の子どもたちのステキな姿や、教職員の素晴らしさ、地域の自慢等々、何かあってもいいはず。でも、つぶやくことは不平不満。
正直、教員という自分自身の職に誇りをもっているのだろうかと疑ってしまう(まあ、ツイッター以外ではいっているのかもしれないが)。そんなに不平不満ばかり目について、教員をしていて楽しいのかなとも思ってしまう。そして、自分の仕事に対して文句ばかり言っているような人に教えてもらいたいと子どもたちは思うのだろうか。
仕事をする上では、教員に限らず、どの職業でも辛いことや理不尽なこと、納得がいかないことはあろう。そして、それに対して声に出し、改善させていくことはもちろん大事だ。
でも、それは不平不満ではなく、様々な視点や角度から、つまり多面的多角的に問題を見つめ、それのもつ意義を探したり、新たな案を出したり、建設的妥協点を見出したりしながら、可能な限り多くの人の希望が通るように考えていくことが大切なのではないか。
「部活動は悪だ」だけではなく、(学習指導要領になくても)部活動で救われる子どももいるから、その子にとって何か講じる手立てはないかと考えてみたり、社会団体に掛けあってみる手段はないかと探ってみたり。
それこそ、「相互理解」「合意形成」「創発」といった「話合い」の本質に行き着くのではないか。でも、不平不満ばかりじゃ、話合いにはならない。言葉どおり、「お話にならない」とはこのことだ。
ぜひ、自分の仕事に誇りをもって、子どもたちのために、同僚のために、意義を見出しながら、仕事をしていきたいものだ。そうすれば少しでも楽しんで仕事をすることができるようになるのではないか?