「私、のんびりなんです」という先生。
仕事が滞り、溜まっていく。その結果、期限(〆切)に間に合わなくなってしまったり、ギリギリであとにひけなくなったり、浅い考えのまま実践しなければならない状況になってしまったり。。。
要するに、「仕事が遅くて」そうなってしまっているということだろう。
しかし、「仕事が遅い」と「のんびり」はイコールではないと思う。
自分のことをよくいうつもりは毛頭ないが、よく
「教頭先生って、焦っているように見えませんよね。」「ひょうひょうとしてますよね」などと、言われている。「着々と仕事を進めている」と思われているようだ。ある意味、先生方からは「のんびりしている」と思われているようである。
でも、期限に遅れるようなことはしておらず(たまに、認識の間違えや理解不足のせいでやり忘れはあるが)、とりあえずそれなりに仕事を進めているつもりだ。
じゃあ、「仕事が遅い」とは、どういうことなのか。それこそマネジメントかなと思う。「のんびりしている」からといって、「仕事が遅い」とはならないのだ。
とにかく整理整頓が苦手な私は、やるべきことを管理するのがなかなかできない。だからこそ、非常にシンプルに管理している。ただ、「未処理タスク」のケースに処理しなければならない文書を入れておく。その文書に、期限日を書いた付箋を貼っておく。それだけ。毎朝、期限日に近づいた文書を見て、「どのくらいの労力が必要か」を考え、「時間がかかりそう」ならその日に仕方なし行う。でも、「すぐにできそう」なら、「すぐやる」か「違う仕事に逃げる」のだ。

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これって、実は単純なマネジメントだと思う。結果的に計画的に進められているだけなのだ。
仕事に追われている、間に合わない先生はもしかすると、「やらなければならないこと」「期限」「緊急度」「重要度」などが整理されていないのかもしれない。
『緊急・重要マトリクス』といわれるものがある。
仕事を「緊急」と「重要」という2つ観点で見た時に「緊急かつ重要」、「緊急でないが重要」、「緊急だが重要ではない」、「緊急でも重要でもない」という4に分類される。これが『緊急・重要マトリクス』である。目の前の仕事をこの4つに分類して仕事を管理してみるのもいいかもしれない。
ズボラな私にはそれができずに、極々単純な管理になっているが。
結局は、仕事が遅いのは、仕事量が多い少ないに限らず、仕事自体をマネジメントできているかどうかである。「私、のんびりなんです。」では、これから先ものんびりで終わってしまう。のんびりに見られる私だって、なんとか仕事を間に合わせているのだから、のんびりな先生もちょっとした思考と観点の整理で、取組状況が変わってくるのではないか?