研究公開の大成功。それは、必然だった。
今日、授業者の2人が先生方に声をかける。
「今日の◯時間目に、金曜日の続きの授業をやるので、お時間があれば、ぜひ見に来てください」
なかなか言える言葉ではない。これまでの先生方のほとんどは、研究授業が終われば、すべてが終わりにしてしまう。BBAにあっては、その単元すら無き者にしてしまう。授業を見られるというのは、それなりに抵抗があるだろう。それはよく分かる。やはり、緊張もするだろうし、自分の指導力が問われると思うと、なかなか自分から進んで見てもらおうとはしないのだろうと思う。
でも、本校の教員は違うらしい。公開した2つの授業の授業者2人が、自分から進んで見てくださいとお願いするのだ。
そのくらい、創りあげてきた授業なのだ。いわば命をかけたといっても過言ではない。そのくらい、教材研究を重ね、悩みを重ね、相談を重ねてきたからこそ、最後までみんなに見てもらいたいのだろう。そして、いい授業を創りたいのだろう。
こんな先生方が授業をするのだから、失敗するはずはない。
授業力は人間力であり、組織力だ。その両方がある本校は最強だ。去年までのあの残念な事情とは全然違う。
あの時私が求めていた姿が今、目の前で実現している。心が震える。。。