今日は忘年会。なんとか無事にここまで来られた。ひとえに、校長先生の優しさと、我々に任せてくださる広い心、また先生方の思いや仕事力に支えられてここまで来た。とても、よい気持ちで新年を迎えられそうだ。
話はさておき。
ある先生から、「教頭先生は毎週地元に帰られるんですか?」と質問された。
私は毎週できるだけ帰っている。それは、正直、土日にそこにいてもやることがなく、それなら家族の元に帰った方がお互いにいいと思うからである。
同じく、地元を離れて赴任している先生は、「毎週は帰っていない」という。まだ独身の先生であり、地元に行き来するのにかかる時間がもったいないとのこと。それならば休みの日もそこにいた方が時間を自由に使えると話す。
また一方で、地元の先生はそこが居住地のため、基本的にその地で土日も生活する。
一体何をしているのだろうという疑問が生まれた。
すると、それなりにでかけ、それなりに楽しんでいるという。
「そこにいてもしょうがない」と地元に帰る私。
「帰る時間がもったいない」と地元に帰らない先生。
そして、
「そこにいなければならない」地元の先生。
置かれている環境は違うため、そこで選択する自分の生活の仕方はそれぞれだ。
でも、思うことがある。
私は何をもって「することがない」と考えているのか。「することがない」と簡単にいえるほど、この町のことを理解しているのか。できることを見い出すこともせずに、「することがない」というのはもったいないなと思う。
これからも休みの日は、地元に帰るだろう。
でも、だからといって、「この町には何もない」としてしまうのはやめよう。
この町で楽しんでいる先生もいるのだ。もっとそういう話を聞いてみたい。