昨日に続き、9月入学論について。
ネットでも署名を集めている人もいるとか。
でも、現場からの意見はどのくらい発信されているのかな。
議論が必要な案件なのに、議論の時間がない。
文部科学省元事務次官の前川喜平さんの話が実に興味深い。
こういった議論は、通常であれば2、3年くらいかけて行われ、決まったとしても、猶予期間、移行期間としてまた数年かかると思われる。それをたんに4ヶ月くらいでやってもいいのか?しかも、世の中はコロナ対策でいっぱいのところ、議論は可能なのか?
そもそも会計年度で考えると、学校だけの問題ではなく、社会全体に関わることだろう。
グローバル化を謳っている方々もいるが、そもそも欧米のように2ヶ月ほどの夏休みはとるのか?
季節感を大切にしている、生活科や理科の教科書の配列は?
水泳の授業は?
体育的行事や大会は?
様々な方面から反対が出るだろう。
別に9月入学に反対ではないが、かなり危険で時期尚早過ぎる話しなのではないなと思う。